埼玉県八潮市県道陥没事故(2025年1月28日)
発生日時・場所
2025年1月28日午前10時頃、埼玉県八潮市中央一丁目交差点(県道松戸草加線)で発生。
事故の概要
走行中のトラックが直径約5メートルの陥没穴に落下し、74歳の運転手が死亡しました。事故は、中川流域下水道中央幹線の管径4.75メートルの下水道管破損が原因とみられています。調査の結果、下水道管の硫化水素による腐食が進行し、土砂流入による空洞が形成されたことが地盤崩壊の一因と判明しました。
事故後の影響と対応
陥没による地盤の崩落は断続的に拡大し、救助活動や調査は困難を極めました。事故現場周辺では下水道使用の自粛が要請され、住民生活にも影響が出ています。国はこの事故を受け、全国の自治体に対し下水道管の緊急点検や路面下空洞調査を実施するよう要請しました。
復旧と今後の見通し
現在、事故現場の下水道管の仮復旧工事が進められており、今後は下水道管の本格的な復旧と周辺管の修復、腐食対策工事が長期間にわたり実施される見込みです。
埼玉県八潮市で県道が陥没し、走行中のトラックが穴に転落した事故は、29日未明に荷台部分が引き上げられたが、運転席はまだ穴に残っており、同日午前10時現在も男性運転手の救出活動が続いている。近くでは新たな陥没も発生。事故から丸一日が経過しても、救出のめどは立っていない。
最初の陥没は28日午前9時50分頃、同市二丁目の県道で、交差点の中央付近に直径約10メートル、深さ約10メートルにわたって発生し、走っていたトラックが落下した。警察や消防がクレーンなどを使って救出作業にあたっていたところ、29日午前1時過ぎに、近くで新たな陥没が発生した。トラックの荷台部分は午前2時50分頃に引き上げられた。
県警草加署や消防によると、男性は事故後、数時間は会話ができる状態だったが、その後、土砂が運転席付近に流れ込み、救助隊が近づけない状況になっているという。クレーンにつり下げられ救出作業にあたった男性隊員2人が崩れてきた土砂で軽傷を負った。
県によると、地下約10メートルにある下水道管内の流量が大きく減っているという。何らかの理由で破損した下水道管に土砂が流れ込み、地中に空洞ができたことで、道路が陥没した可能性があるという。
道路陥没から24時間、落下したトラック運転手の救出作業続く…近くでは新たな陥没も発生【読売新聞】 埼玉県八潮市で県道が陥没し、走行中のトラックが穴に転落した事故は、29日未明に荷台部分が引き上げられたが、運転席はまだ穴に残っており、同日午前10時現在も男性運転手の救出活動が続いている。近くでは新たな陥没も発生。事故
