2012年1月1日 千葉市中央区 石郷岡病院患者暴行死事件|精神科病棟での暴行と裁判の行方

暴行事件のあった病院

〒260-0824 千葉県千葉市中央区浜野町915 石郷岡病院(現・浜野ホスピタル)

事件の概要

2012年1月1日、千葉県千葉市中央区にある精神科病院「石郷岡病院」の保護室で、重度の精神障害を持ち入院中の男性患者(当時33〜36歳)が他の精神科患者として治療を受けていた最中、複数の職員による暴行を受けた。

被告らは共謀し、寝たきり状態にあった被害者に対し、仰向けに寝ていた被害者の顔面を足で数回踏みつけるなどの暴行を加え、膝で首を押さえつけて体重をかけるなどの行為を行ったとされる。これにより被害者は頸髄損傷などの重傷を負い、その後肺炎を発症し約2年4か月後の2014年4月28日に死亡したとされる。

検察は被告の元准看護師2名に対し傷害致死の罪で懲役8年を求刑した。裁判では、菅原巧被告は暴行をしたとして有罪判決(罰金30万円)が言い渡されたが、もう1名、田中清被告は証拠や証言が不十分として無罪となった。裁判所は暴行の認定について映像や証言を検討したが、暴行として断定しにくいとして判断が分かれた。遺族は判決に納得せず、司法の判断を批判する意見も出された。

この事件は、精神科病院内という密室の環境で患者が職員による暴力によって死亡に至った稀なケースとして注目を集め、精神医療と患者保護の在り方に対する社会的な議論も呼んだ。なお、精神科医療従事者による暴力事件は他にも発生しており、医療現場での患者への対応や身体拘束・治療体制への関心が高まる契機ともなっている。

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