ロケーション
ベルーナドーム(西武球場)に近い多摩湖(村山貯水池)の南側、湖の外周道路沿いにある住宅街にその現場はある。
多摩湖にかかる村山上ダムから南西の外周道路を600mほど進んだところ、「トトロの森 40号地・47号地」のすぐ隣。
詳細情報
事件概要
警視庁捜査1課は10代の女性に対する準強制性交未遂の疑いで、職業不詳・元占い師の渋谷博仁容疑者(74当時)と、同居する元妻で飲食店員・千秋容疑者(43当時)を2023年2月7日に逮捕した。
千秋容疑者は、昨年12月に「よく当たる占い師がいる」と10代の知人女性を自宅に誘い、博仁容疑者が女性に対して長時間にわたりUFOの映像などを見せ、女性を洗脳して性交しようとしたとされる。
女性は博仁容疑者から「あなたは近々死ぬ。宇宙人に連れ去られ、皮を剥がされて食べられてしまう。死を回避するためには性交するしかない」と言われ身の危険を感じた女性は、家族とともに警察に相談したことで事件が明るみに出た。
渋谷容疑者は、東大和市の自宅で事実上の一夫多妻生活を送っており、現在の妻以外に、逮捕された元妻・渋谷千秋容疑者(43当時)を含む女性8人、その子供3人と暮らしていた。
渋谷容疑者は、2006年にも脅迫容疑で逮捕されていた。当時21歳の女性を自宅に連れ込み「ここを出ていけば肉を削られてミンチにされる」などと脅した容疑で、のちに懲役1年6カ月、執行猶予4年の有罪判決を受けていた。
一夫多妻生活
渋谷容疑者によると「女性たちは、昼間はそれぞれ仕事を持っていて、無職の私を養ってくれています。夜道は危ないので、女性たちには夕方5時以降の仕事はさせません。夜の7時に全員でそろって夕食をとるのが毎日の習慣です」と、2006年の逮捕直前の「週刊ポスト」の記事にある。
当時、共同生活の様子を知る人物に取材による、1人あたりの“供出金”は月8万円で、家事は女性たちの分担制になっていた。また女性たちの恰好は統一されていて、全員が帽子を被った上にフードを被り、サングラスをかけ、コロナ前からマスクをして顔を隠していて異様な光景だったという。
ただ妻たちは一緒に仕事に出かけ、帰りもどこかで集合して一緒に自転車で帰って来る。子供が自転車に1人で乗れるように練習するのを見守ったりと、妻たちは仲がよさそうだった
2006年の逮捕後
家宅捜索では、多数の催眠術関係の書籍が押収され、女性たちに心理的圧迫を加えてマインドコントロール状態にしていたとみられている。
渋谷容疑者は法廷で「同居した女性たちには全員実家に帰ってもらう」などと集団生活の解消を宣言していたが、逮捕後も女性たちは仕事をしながら集団生活を続け、渋谷容疑者の帰りを待っていたという。
翌年に行われた週刊誌「FRIDAY」のインタビューに『強制しているわけではない。一度出ていった女性たちも、『やっぱりここの居心地がいい』と勝手に戻ってくる。』と答えている。
ただ、渋谷容疑者の自宅前では昼夜問わずに娘(渋谷容疑者の妻たち)を迎えに来る母親が多かったという。
その後、家の前に『入るな!』と書かれた張り紙があったり、防犯カメラを10台ぐらいつけている時期もあり、幼い息子を自宅前の空き地で遊ばせているんです。その時も母子の他に、必ず1人の見張り役がいて、周囲を警戒しているようだった。
渋谷博仁容疑者
知人男性によると、渋谷容疑者は賑やかな家庭で育ち、小さい頃はおばあちゃん子で優しい一面を持っていたのだという。おとなしい性格で、スポーツもできず、小学校から高校を出るまで無視されたり殴られたりとイジメを受け続け、暗い学生生活を送っていた。大学卒業までは女性と付き合ったこともないと本人が語ったことがあったという。
社会に出てからは臨床検査会社で営業の仕事を約6年間こなし、1995年ごろ現在の自宅に最初の妻や子供たちと共に引っ越してきたようだ。
当時のことを知る近隣住民によると、3人で近所の遊歩道を散歩しているところを見かけたが、3人とも顔を上げて真っすぐ前を見て、やたらと姿勢がよく、顔を合わせるどころか談笑もせず足並みまで揃えて歩き散歩というより『行進』のようだったという。
引っ込み思案な性格せいか、営業の仕事は6年間ほどでやめ、その後は運送業の仕事をしていたが、ぎっくり腰にり退職していったと知人は語った。
変化が訪れるのは1999年頃、妻が新興宗教にハマったことにより離婚してる。その後につながるハーレム生活のような暮らしを始めたのは離婚直後からだっという。
家の前には『ヒロハウス』と書かれた看板があり、このころから占いを始めたようだ。近隣住民宅に『この辺りに占い師の方は住んでいませんか?』と若い娘が訪ねてきたこともあったという。
占いについては、渋谷容疑者が占う前に隣室で妻たちが女性の悩みを聞き、それらの情報を元のに占っていたようだ、また、占いの様子はかなり特異なものだったようで、占いの最中には女性の顔にランプの光を当てて、『霊がついている』と不安をあおっていたという。
しかしながら複数の女性とその子供たちと生活している様子を不思議に思われながらも、一家は近隣との目立ったトラブルはなく、不法投棄が多い立地のため近隣住民らで年に数回行う清掃にも、いつも5人くらいの妻と娘たちと共に参加し、悪い印象はなかったという。
渋谷容疑者が働いていた様子は全くなかったといい、高齢になってからは、自宅を出る頻度も少なくなっていたという。
2006年の法廷では、弁護人からの質問に答える形で『子供の頃見たディズニーのアニメのなかで男女10人が一緒に暮らす姿を見てから、ずっとそんな生活が夢だった。ただ、男性と同居するのには抵抗感があり、女性だけ集めた。』と語っていた。
その後のインタビューでは『検察が女性と同居を始めた動機を「カネ集めとセックスをするため」としたのを私が認めたのも、そうすれば世間も納得するだろうと思ったからです』と語っている。
マインドコントロール
渋谷容疑者が洗脳する手口は、おどろおどろしい装飾や照明を施した自宅内で「人間は宇宙人の家畜で、それぞれ特定の日にさらわれて殺される。その期日を変えるには、私の遺伝情報を注ぎ、期日の情報を書き換えるしかない」というもの。
特に若い女性を狙っており、過去に渋谷容疑者の家に入ったことがある女性によると、「20歳くらいになった女性は宇宙人に連れ去られてミンチなどにされてしまう。男性経験は少ない方がいい。ほかの男の遺伝情報が入ったことがあると、書き換えが難しくなるから」という趣旨を語っていたという。
逮捕当初は「女性が自宅に来てUFOのことを話したことは間違いないが、性交しないと助からないとは言ってない」と容疑を否認していたというが、その後は「宇宙人の異物を体内から取り除くために私と性交しなければいけないと話したかもしれない」容疑を認める供述もあったという。
逮捕時の家宅捜索では催涙スプレーのほか、ホルマリンやスタンガン、UFOの目撃情報を調査する団体の会員証などが押収されており、マインドコントロールに使われたものと推測される。
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