ロケーション
国営昭和記念公園をメイン会場とし、多摩地域32市町村や東京都の公共施設のほか、大学や企業の施設も活用して多摩全域で開催された。現在の国営昭和記念公園砂川口ゲート付近に核となるイベント「多摩21くらしの祭典 VOICE93」の会場としてパビリオンやイベントステージ、遊園地等が建設された。
詳細情報
「TAMAらいふ21」とは、1893年(明治26年)4月1日、三多摩(北多摩郡・南多摩郡・西多摩郡)は神奈川県から東京府へ移管された。その100年後にあたる1993年(平成5年)に「多摩東京移管100周年記念事業」として開催された。
1993年(平成5年)4月25日に開幕記念式典を開催、11月7日の「多摩新時代宣言」セレモニーにより閉幕。また、7月31日から11月7日までは「多摩21くらしの祭典 VOICE93」として国営昭和記念公園砂川口ゲート付近に建設されたパビリオンにて環境問題、ごみ問題、福祉、公共交通など、暮らしにかかわる問題や、多摩の自然と歴史などに関する展示が行われた。地味である。
テーマソングは多摩地域(八王子市)出身の松任谷由実が作詞・作曲・歌唱を担当した「風のスケッチ」。シングル『真夏の夜の夢』カップリング曲(8cmCDシングル)だったがベストアルバムを含めアルバム未収録である。無かったことにされた?
会期中はイベント臨時放送局として、TOKYO FMの全面協力のもと、FMラジオ局「TAMAらいふ21FM」も設けられ田無市(現:西東京市)のスカイタワー西東京より送信されていた。愛称:EGG STATION、周波数:76.3MHz、コールサイン:JOAZ-FM。
日本テレビ制作による多摩の大学対抗のクイズイベント番組「TAMAらいふ21 80大学対抗クイズ選手権(司会:福澤朗)」が放送された。多摩の観光スポットでクイズに挑み、大学生クイズ王「タマ王」を決定するもの。優勝は一橋大学クイズ研究会。やっぱ地味。
1980年代当時に起こっていた地方博覧会ブームに乗った企画ではあったが、CMなどを積極的に打ち、末期には各家庭の郵便受けに無料券を配布までしたにもかかわらず入場者数は低調に終わったが、イベントを通じて、それまで横のつながりが乏しかった多摩地域での市民団体などの交流が進み、その後の市民活動や地域振興・まちづくり、NPO活動やボランティアなどの広がりへつながったという大きなメリットもあったと言われている。
開催後に成果を継承し住民交流の推進を図るため、公益財団法人東京市町村自治調査会(東京自治会館4階)内の組織として、1994年(平成6年)7月に「多摩交流センター」が設置され、「TAMAらいふ21」の記録や資料などを公開するとともに、多摩地域に関する情報発信や市民活動への支援などを行っている。
関連情報・リンク
所在地・地図
〒190-0015 東京都立川市泉町1389−18
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